『ポーラとミシェル』~年輪のように優しく重なる二人の日々~
エントリ第一号でもあり、新年一発目でもある今日、
何を紹介すべきか…と迷う間もなく、これしかなかった。
『ポーラとミシェル』
これ、絶対読んだほうが良いです…。
私は本屋で見かけて気になっていたところを、友人におすすめされ、背中を押される形で手に取ったのですが、超~~~当たりでした…。本当にすごい…。
登場人物は、活発で運動好きな女の子ポーラと、落ち着いていて絵を描くのが得意なミシェルという幼馴染の女の子たち。
二人の中学生から成人するまでの関係性の変化と深まりが、さすがのオノ節で丁寧に描かれている作品です。
ポイントは、二人の父親たちも、学生時代から唯一無二の親友であること。
(お父様たちがいかにイケメンであるかについては、今回は割愛!!!)
家族ぐるみの付き合で、幼い頃からお互い一心同体のように感じていたポーラとミシェルが、思春期を経て互いの違いを認識し、だからこそ憧れ、惹かれあい…という過程は、まさに“二人の人生そのもの”を親になって見守っているような気持ちに…。
たま~に百合界隈で炎上案件として取り上げられている?「思春期の一過性のもの問題※」についても、しっかりと決着がつけられています!!!
すごいよオノ先生!!!!ありがとうオノ先生!!!!
今までの二人の関係性の重なりが丁寧に描かれていたからこそ、腹落ち度もはんぱなく、そうだよねぇ~~~!!!と納得しつつ、爽快な気持ちで読み終えることができます。
新年一発目に、ぜひとも読んでいただきたい作品です。
ていうかぜひ読んでください!!!!!お願いします!!!!!!!
ちなみにこの作品、『ACCA』という漫画のスピンオフなのですが、本編知らなくても楽しめます。かくいう私もACCAは読んでいないのですが、めちゃくちゃ楽しめました。
そんなわけで、新年一発目は、BLの大家でもあり、イケおじ(イケメンなおじさま)の大家でもあるオノ先生による、超~~~~可愛い女の子同士の作品でした。
新たな百合との出会いに乾杯~!
※思春期の一過性のもの問題…「女の子が女の子を好きになっちゃうのはあくまでも思春期の恋に恋してしまう時期の疑似恋愛的なものであって、大人になったら君も男の良さがわかるさハハハ」と考える人もいる一方で、「は???ちーがーうーだーろー!この●●ーー!!!」的な人もいるという、大変難しい問題。